〜旅は道ずれ“見て 食べて 飲んで 歌った” 秋のひと時〜
へと・・・。
姫路を出発し湊川神社前で合流し、めざす行き先は、名古屋=熱田神宮=三谷温泉(泊
:蒲郡市)=えびせんとちくわの共和国=一畑山薬師寺=岡崎城=八丁味噌の郷を訪れる旅
路です。
名古屋城などの観光名所などの話は横においておいて、少し珍しい三河名物の八丁味噌
の話と、旅人模様についてふれてみることにした。
八丁味噌
ガイドさんの説明によると、岡崎城から西へ八丁(約870m)の距離にある岡崎市八帖町
(旧・八丁村)で江戸時代初期から伝統製法で造られ味噌で「大豆と食塩」のみを原料と
し、大きな杉樽に6トンの大豆を仕込み、その上に3トンの石の重しを山のように積み上
げて、約2〜3年間かけて天然醸成させて造られたものが八丁味噌。
味はとても濃厚でコクがあり、酸味・渋味・苦味のある独特の風味が特徴であるとのこ
と。
早速、この味噌でつくった味噌汁を頂いたがカツオ風味でコクがあり、なんと美味し
かったことか。さす伝統製法で造られた味噌である。少々値ははったがお土産に買った
。エサにつられて買ったわけではないが・・・。
食べて 飲んで
バスの後部席では男性10人ぐらいが集まって、あてをつまみながら静かに飲んでいる
。アルコールが進むとそうはいかない。徐々に声も大きくなり話がよく聞こえてくる。
あっちの話をしていたと思えばこっちの話と話題が飛び交う。くだらん話ではないが
為になるような話でもない。そこに垣間見えたものは、かつて苦楽を共にした職場の仲
間、気心が通じ合うのだろう・・・。
一方、前方の席に座る女性たちは、あめ玉などを口にほうばり、隣の人と小さな声で何
かを語り合い、車窓に映る秋の景色を静かに眺めながら、旅の風情をゆったりとした気
分で楽しんでいた。
一日目の昼食は大きなわらじみたいな「味噌カツ」、二日目はご飯付の「味噌煮込み
うどん」、共にサラダや一品付きでボリューム満点、そして宿での朝夕の食事は言わず
と知れた豪華なものが用意されていた。後でそれぞれの食事に目をやると誰もが一つ残
さずキレイに食べていた。
食欲旺盛、これが健康の秘訣なのか。
宴会、黒崎さんの「吾亦紅」、坂口さんの「瞼の母」の歌唱力、歌声の素晴らしさに
はとても感動させられた。他は個性豊かな特徴のある歌が多く、積み重ねてきた人生が
偲ばれる。そんな歌謡ショーであった。
音痴な私も負けじと帰りのバスで童謡ショウを試みたがとんでもない結果が待ってい
た。10曲ほど歌い終わり「里の秋」や「みかんの花咲く丘」を歌う頃にはほとんどが深
い眠りについていた。この時、もう二度と歌うまいと心に決めた。
旅は道ずれ・・・皆さん、またお会いいたしましょう。旅は道ずれ・・・。
第10回電友会兵庫支部親睦旅行記
金毘羅さんからの御来光